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がん晴るフェアin周南に参加しました


 
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2024年12月15日(日)にNPO法人しゅうなんまちなか保健室様の主催で『がん晴るフェアin周南』を開催されました。会場の周南公立大学ウェルビーイングスクエアには県内外の企業や支援団体が19ブースの出展を頂き、来場者も200名を超える盛会となりましたことをご報告いたします♪

今回のテーマ:【知ってほしい『がん支援』のこと!】

このイベントは、がん患者を取り巻く社会資源について理解促進を図るとともに、ピアサポートを適切に理解する人材を育成することを目的として開催されました。

※NPO法人しゅうなんまちなか保健室様は、周南市のまちなかに「暮らしの保健室」をつくって、生まれてから人生の最期を迎えるまで、自分らしくいきいきと暮らせるまちの実現に寄与することを目的に設立された法人です。

【出展者団体のご紹介】

出展ブースには、昨年の『がん晴るフェア』に出展した仲間も駆けつけて、現地で実際に体験できるイベントとなりました。がん晴るフェアにご協力をいただきました団体や企業の皆様に今回もたくさんご協力いただきフェアを盛り上げていただけたことに感謝するとともにフェアの様子をお伝えいたします。

★がん患者と家族の会 にじいろ様は防府市の患者会です。活動紹介、サロンの活動をパネルで紹介展示されました。
★周南市健康づくり推進課様はがん検診の啓発として乳がん検診モデルをつかった体験と指導をされました。
★周南市地域福祉課様はエンディングノートで人生会議の周知されました。
★ワコールリマンマルーム福岡様は乳がん患者さんに手術後の下着や下着に入れるパッドなど、数々の製品をご紹介いただきました。
★エピテーゼラボアーテム様は人工ボディの展示をされました。インパクトの大きかった手や耳、鼻、指など本物そっくりでした。
★猫舌堂様はカトラリー(スプーンとフォーク)と箸のご出展と医療者向けに新しくつくられたパンフレットをご紹介いただきました。
★防府リボンの会様は防府市の患者会です。乳がん検診の促進とセルフチェックの大切さ、乳がんについて語れる相談場所のご紹介をいただきました。
★リレー・フォー・ライフ・ジャパンやまぐち様は年間通じて寄付活動の他、手形フラッグを展示とリレーイベントを周知されました。
★明治安田生命保健相互会社様はヒアリングと野菜量を計る体験でベジチェックをされました。
★ライフスタイル協同組合様はSPトランプのカードゲームで自分磨きのお手伝いをされました。
★(特非)しゅうなんまちなか保健室様は人生会議についてわかりやすい展示と『もしバナカードゲーム』をされました。
★おのクリシスターズ様はフットアロマトリートメントを施術の他、聴きナスブースでは看護師があなたの話をお聴きしますとかたりばのスペースをつくられ、コーヒーの提供をされました。
★Y.Mercury様はアロマハンドトリートメントを本日の特別なオイルで施術され、会場に香りのプレゼントもしていただきました。
★中国地方 臨床宗教師会様は傾聴ボランティアのご周知と相談ブースで話せる場を作られました。
★株式会社アステム様は人工乳房(ナチュラルブレスト㈱)、ウィッグの紹介(ナチュラル㈱)いただきました。乳がん患者さん向けにニップルを数多く展示いただきました。
★ あなろぐの会(1型糖尿病大人の会)様はがんと糖尿病の情報展示をいただきました。
★(公社)日本オストミー協会山口県支部様はオストメイトへの情報提供と専属講師とオンラインで繋いで楽しみながらデコパウチつくりのワークショップを開催されました。
★ポポメリーはAYA世代の展示と持ち帰れるパンフレットも数多く提供しました。ウイッグ展示・メイクの紹介の他にボランティアさんが作った手編みパッドやタオル帽子、寄付された帽子の譲渡など、治療中の方へのエールとして活動紹介をさせていただきました。

この日ご参加できなかった「あけぼの山口」様を含めた19ブースには、多くの来場者ががんのことを語り合い企業様の製品を手に取り質問される光景もあり、みんなで繋がりながらがん患者さんを支援する温かい空気が流れてました。団体や企業の皆様に今回もたくさんご協力いただきフェアを盛り上げていただけたことに感謝いたします。

ありがとうございました。

【ステージ講演&クロストークの様子】

周南市にはがん診療連携拠点病院の徳山中央病院があり、がん相談支援センターや緩和ケア病棟も充実しており、多職種連携も地域でされています。今回の「がん晴るフェアin周南」では、それぞれの立場での講演やクロストークを取り入れられました。

午前中は臨床宗教師の松本宣隆氏より「臨床宗教師から見た緩和ケアとは」のご登壇後、徳山中央病院医師の山下武則氏より「がん支援のための緩和ケア」のご登壇をされました。

その後行われたクロストークでは、医師の原田昌範氏、遺族でNPO法人しゅうなんまちなか保健室の船崎美智子氏、医師でNPO法人しゅうなんまちなか保健室理事長の小野薫氏による対談もありました。

周南地域で活動される支援者が一つのテーマで語る素敵な空間となり、地域には闘病中の方やご家族のお困りごとがたくさんある中、一緒に考えていける仲間となって一歩ずつ進めることは素晴らしいと感じました。

午後からはNPO法人しゅうなんまちなか保健室のメンバーでポポメリー代表の藤本育栄がテーマ:「ピアサポートの大切さを知るー当事者の語りからー」のステージを担当しました。

がん患者と家族の会『にじいろ』の江中忠孝氏にご自身の体験と立ち上げられた団体の活動についてご登壇いただきました。

日本オストミー協会山口県支部事務局長の高下憲治氏とポポメリー代表の藤本との対談では、よくある一般のがんに関する誤解をわかりやすく回答しながら地域にあるがんの情報を認識することを目的に、オストメイトへの理解につながるオストミー山口の歴史と患者支援事業を高下氏のご体験から活動への思いを語っていただきました。

3人でのクロストークでは、がんになられたときにがんピアサポートがあることや山口県の課題であるがん検診にも関心を持ち早期発見と早期治療に繋げてほしい当事者からの願いを語り合いました。

講演会&クロストーク、体験談&クロストークの詳しい内容についてはNPO法人しゅうなんまちなか保健室のウェブサイトにてご確認いただけると幸いです。

「がん晴るフェアin周南」では、クイズやスタンプラリーなど景品もあり、大人も子供も楽しめるイベントでした。広く多くの方に知っていただけるようNHK山口放送局周南支社様、新周南新聞社様のご取材を頂きましたことにも深く感謝いたします。

【編集後記】

2023年にポポメリー主催で開催した「がん晴るフェア」をNPO法人しゅうなんまちなか保健室様で引き継いで継続開催いただきましたことにとても感激しました。がん患者さんの支援について考える中、当事者の視点としては手軽に手に取れる日常生活支援が地域にないかと常に考えていました。医療に聴くほどでもない小さな悩みを抱えながらがん患者さんは生活しています。そっと寄り添っていただける専門職や当事者の皆さんが地域にもいて繋がりながら活動していることを感じていただけると幸いです。

今後も県内外のどこかで「がん晴るフェア」のようなイベントが開催され、がん患者さんの支援を考えていただけるきっかけになりますことを願っています。NPO法人しゅうなんまちなか保健室の取り組みに感謝してお礼の言葉とさせていただきます。

ありがとうございました。

      ポポメリー 藤本育栄

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